ずっと気になってたシリーズVol.2 井戸の正体
- Minori Sunada
- 2015年7月4日
- 読了時間: 3分

源池の井戸
みんなの井戸
おまえはどこから来てどこへ行くのか の巻
松本には、何か知らないけど井戸がいっぱいあります。
それは有名な話。
それも、たいがいは一方通行だらけの、車だとすごく行きにくい場所にある。
でも、松本の井戸水は、とってもおいしい。
それも有名な話。
こんな有名な井戸水だけど、飲んだことがあるひとって、どのぐらいいるんだろう?
松本アイスは、いつだって井戸水しか飲みません。
これは有名じゃないけどほんとの話。

松本市街地は、掘ればいくらでも水が
出るんだって。
美ヶ原の雪解け水が、信じられないほど
長い時間をかけて、ゆっくりゆっくり降りてくる。
平成18年から5年間、松本市では井戸の整備事業を行ったそう。
その時、それぞれの井戸のデザインは、
市役所の人が担当する井戸を割り当てられて、一生懸命考えたんだって。
たとえば、大名小路井戸。
水が三段階に落ちていく、この超かっこいい井戸をデザインしたのは当時の課長さん。横にベンチも据えて、すてきな憩いのスペースが出来上った!
と思ったら、冬の寒さでベンチに撥ねた水が凍ってしまうことに後から気が付いた。
座れなくなっちゃったら意味ないじゃん! ということで、あとから修正を加えるのにとても苦労したんだそうですよ。

伊織霊水
いくつもある井戸のうち、通う人にはやっぱり行きつけの井戸がある。
もちろん、松本アイスにも行きつけがあります。
井戸によって水の味がちがうらしい。
中でも、ちょっと通(ツウ)な方に人気なのが、鈴木伊織という昔のえらいひとを祭った井戸ですな。

伊織霊水は、ポンプでの汲み上げを行わない、本物の湧水。
かつて農民一揆のときに、幕府側のひとでありながらも民衆の先頭に立った伊織さん。
松本のご先祖さまたちを守ってくれたヒーローと威光と、汲めども汲めどもこんこんとわき出てくる自然の水ってところが、人気の秘訣でしょうか。
え?
ていうか、ここで洗車するひといるの?!(ひとつ前の写真参照)
フトドキですねぇ。
罰当たりますよ。
井戸水というのはふしぎなもので、年間通して水温は25℃前後から大きく変化しないんですって。
だから、暑い夏には冷たく感じるし、寒い冬には温く感じる。
市の職員の方いわく「飲めますよ!」と大きな声では言えないそう。
なぜなら消毒していないから。
でも、松本アイスはデリケートなお腹の持ち主ですけど、井戸水でお腹壊したこ
とはありません。

ところで、ここで紹介しきれないほど沢山ある松本の井戸。
伊織霊水のように、はるか昔から自然に沸きつづけているものもあれば、整備事業によって新設されたものもある。
市民の、観光客の方の、憩いの場として
松本のきれいな水に親しんでもらいたいとの思いから設けられたそうですが、
実はもう一つ、大切なお役目が。


じゃーん。
そうです。災害時には、通常運転から手動運転に切り替えることで水資源を市民に開放!!
できるというではありませんか。
各井戸、最寄の公共施設に、この緊急事態スーパーレスキューセット(という名前ではない)が常備されているとのことです。
すんごいなあ。
もしもの備えは大切です。
街を歩いていると、本当に湧水が豊富なんだなあ、と実感します。
一般の方のおうちの庭先にも。
出ちゃうんですね。

こんなふうに、公園みたいにきれいに造ったお庭もありました。

大切にしたい、松本の水。
今日あの山に降った雨が、今年積もる雪が、遠い未来。
私たちの子孫の喉を潤すのでしょうか。
どうかこれからも、松本の水。
こんこんと、沸きつづけておくれ。
いつもありがとう。
























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